トピックス

2021年度


事務所を引っ越しました
 海外移住と文化の交流センターとの契約が解消となり、事務所を引っ越すことになりました。新事務所は、阪急六甲駅近くの「神戸学生青年センター」です。神戸市内からはやや遠くなりますが、駅からは歩いて数分ですので、あの地獄のような坂道を登ることはなくなりました。お近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りください。

 なお、2022年3月には、県庁から北に上がった「のじぎく会館」内に、再度引っ越しする予定です。悪夢の登り坂が再び・・・。

2021年度定期総会は書面決議で可決了承

 2021年度の兵庫県外教定期総会は、新型コロナウイルス感染予防のため、『ともに・・・』136号でお知らせしたように書面決議の形をとりました。7月10日までに、異議等の申し出がありませんでしたので、提案については了承されたものといたします。来年こそ定期大会が開催できるよう、一日も早く新型コロナウイルスが終息することを願いたいものです。

第60回 兵庫県在日外国人高校生交流会報告
 7月18日(日)午後、JR六甲道駅南の神戸市立灘区文化センター(旧六甲道勤労市民センター)で、第60回兵庫県在日外国人高校生交流会を開催しました。今回はコロナ禍ということもあり、参加者は少なかったのですが、事務局でプログラムを用意するなどして、入念に新型コロナ感染症感染対策を講じ、なんとか開催にこぎつけました。
 UBUNTUカードでゲームをしながらアイスブレイクののち、前半は、参加者がお互いのルーツや大切なものを知るためにペアインタビューをしました。次に、参加者がチームワークで鬼にイスをとられないようにする「イスとられないゲーム」を楽しみ、会場の雰囲気がもりあがったところで休憩に入りました。後半は、子ども作文コンクール出品の高校生の作文などを読みながら共生について考えました。


 2021年度 第26回 ちがうことこそすばらしい 子ども作文コンクール
 子ども作文コンクールの受賞者が発表されました。新型コロナウイルス感染症対策のため、表彰式ならびに発表会は中止になりました。


第27回 兵庫県在日外国人教育研究集会報告
  昨年に引き続き、2月6日(日)に27回目となる兵庫県外教研究集会を、「海外移住と文化の交流センター」からライブ配信で開催しました。学年末や入試の多忙な時期ではありましたが、県内外から約100人が視聴しました。
 野津会長による開会のあいさつのあと、「2021年度ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール」受賞者の報告がありました。
 引き続き、「外国につながる子どもたちの課題〜就学前から自立まで〜」というテーマでシンポジウムをおこないました。パネラーの太田詳次郎さん(小学校教員)から、複合的な課題をもつネパール人児童を担任したことを通して、在日外国籍の方々は「情報難民」であり、いろいろな局面で「入り口にも立てない」状況に置かれており、それは日本社会制度の課題であると報告がありました。次に西川貴浩さん(中学校教員)から、全校生の12%が外国籍生徒である中学校での現状やとりくみ、課題について報告していただきました。最後は、樋口正和さん(高等学校教員)から『高等学校における外国につながる生徒支援ハンドブック〜すべての生徒が輝くために〜』を発行することになった経緯や思いを報告していただきました。シンポジウムを通して、外国人児童生徒の課題は人権課題であり、教職員だけでなく様々な連携機関や地域の方々がつながり、包括的に支援、解決していく必要があると感じました。
 今年度もオンライン配信での集会となりましたが、来年度こそは多くの方々と顔を合わせながら語り合いができる研究集会が開催できることを願っています。
野津会長あいさつ 司会(古田県外教副会長)
コーディネーター(山本県外教事務局員) 太田詳次郎さん(小学校教員)
西川貴浩さん(中学校教員) 樋口正和さん(高校教員/県外教副会長)
配信画像 【YouTube】 パネラー、コーディネーター

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