トピックス

2022年度


事務所を引っ越しました
 海外移住と文化の交流センターとの契約が解消となり、昨年阪急六甲駅近くの「神戸学生青年センター」に引っ越したばかりですが、またまた引っ越しです。JR・阪神元町駅下車山側へ約700メートル、地下鉄県庁前駅より北へ約400メートルの「のじぎく会館」1階、入って左(山側)一番奥の部屋です。水曜日を中心に開室していますが、職員が常駐していませんので、事前にメールもしくは電話等でご予約ください。

2022年度定期総会は開催せず、書面決議

 2022年度の兵庫県外教定期総会は、昨年・一昨年にひきつづき、新型コロナウイルス感染予防のため、書面決議の形をとることになりました。議案については『ともに・・・』141号でお知らせします。6月27日(月)に発送予定です。異議等がある場合は、7月8日(金)までに県外教までお知らせください。来年こそ定期大会が開催できるよう、一日も早く新型コロナウイルスが終息することを願いたいものです。

第61回 兵庫県在日外国人高校生交流会報告

 7月18日(月)、神戸市のJICA関西において、第61回兵庫県在日外国人高校生交流会を開催し、24人の参加がありました。班行動では、最初は緊張していた様子でしたが、記念写真を撮ったりJICAの広報展示室を見学をしたりしながら打ち解けていきました。食事のあと、「多文化進路ガイダンス」、先輩からの話を受けて、班討論では「今まで体験した辛かったこと、今困っていること」などについて生徒主導で話が進んでいきました。最初は硬い表情だった参加者も、討論の中では笑顔も見え、貴重な体験となったようです。
たくさんの参加者が集まりました 班別の記念写真撮影
カフェテラスでエスニック料理に舌鼓 先輩からの話

2022年度 全国在日外国人生徒交流会報告

 3年ぶりとなる全国在日外国人生徒交流会が8月7日(日)〜8日(月)、鳥取県大山町人権センターで「Be together as ourselves 〜誰もがみんな主人公〜」をテーマに行われ、兵庫県からは高校生3人が参加しました。1日目は自己紹介、アイスブレーキングに続いて、夕食づくりを行いました。夕食後は班別に分かれ、自己紹介のあと「外国にルーツをもつことで学校や社会生活での偏見やいじめ、差別にあったこと」、「将来の夢」など、自分の思いをじっくり語り合いました。2日目は各班で話し合ったことを発表しました。大山をバックに記念写真を撮った後、場所を米子コンベンションビューローに移し、全国在日外国人教育研究協議会研究集会参加者に向けて、2日間の討論のまとめをアピールしました。
班別に夕食をつくり打ち解けていきました 班別討論の発表会
大山をバックに集合写真 全外教集会でアピール

第27回 ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール表彰発表式報告

 2022年度・第27回「ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール」(全関西在日外国人教育ネットワーク主催)の入選作品発表会が12月3日、大阪市都島区の都島区民センターで開催されました。「多文化共生社会を切り拓く子どもたちの主張」をテーマに、さまざまな国や地域につながりのある子どもたちが、自分をとりまく仲間、学校、社会から感じ、考えた思いを綴った作文を募集しており、表彰式が開催されるのは3年ぶりのことで、入賞者や家族など関係者が出席しました。今年もコロナ禍の影響か、応募が少なかったようですが、兵庫県からは小学校低学年5人、高学年4人、中学校6人,高校11人という応募があり、表彰式には5名が参加しました。兵庫県の入賞作文については、兵庫県外教の機関誌『ともに…』にて発表していきます。。
【小学校低学年の部】
 西宮市立大社小学校 崔さん 「みんなで、ハイチーズ」
【中学校の部】
 西宮市立瓦木中学校 金田さん 「全ての人に居心地のいい社会を」
 西宮市立高須中学校 井上さん 「日本に来るとき感じたこと」
 芦屋市立潮見中学校 Haraさん 「日本での8年間」
【高等学校の部】
 県立加古川東高校 中村さん 「高校生になって思う事」
 神戸朝鮮高級学校 康さん  「大切な名前」
 神戸朝鮮高級学校 禹さん  「幸せな場所」
当日参加の兵庫県関係者

第20回 なかよし加古川マダン報告

 12月18日(日) 加古川市人権文化センターにおいて、第20回 なかよし加古川マダンが開催されました。Zoomにより、日本語教室で勉強している子どもたちのフィリピンの友達や、韓国で韓国伝統打楽器の修行をしている仲間とつないだり、自宅での参加を希望していた方々とつないだりして、参加者と共有することができました。 今年新しく取り入れた「世界の遊び体験コーナー」は、短い時間でしたが楽しく盛り上がりました。『にこにこ日本語教室』生徒へのインタビューでは、日本語の習得について、日常言語は自然に覚えるけど、書いてあることを理解したり文章で表現したりするの難しいという話を聞けました。舞台では、アンデス音楽フォルクローレ、加古川市立氷丘中学校国際交流部による韓国民族打楽器演奏、神戸中華同文学校生徒による中国獅子舞など、子どもたちが中心になって盛り上がりました 。

2022年度 第28回 兵庫県在日外国人教育研究集会報告

 2月5日(日)に第28回目となる兵庫県外教研究集会を兵庫県立のじぎく会館で開催しました。3年ぶりの対面形式で県内外から約120人の参加がありました。開会行事のあと、 全体会では記念講演として「外国人の子どもの就学状況における現状と課題」と題して、大阪大学人間科学部研究科特任教授の榎井縁さんにお話いただきました。外国人児童生徒の教育施策が進まなかった原因や2019年から増加している在日外国人児童生徒の教育の在り方について説明され、私たちが取り組むべきことを具体的に話されました。後半は2会場にわかれて分科会がありました。第1分科会は榎井縁さんの講演を受けて、目の前の子どもたちや保護者がおかれている現状や課題、方策について参加者のみなさんと共有する機会になりました。第2分科会は兵庫の在日外国人教育に尽力された(故)藤原史朗さん・近藤富男さんのお二人の功績と在日朝鮮人の歴史について石塚健さん、神谷重章さん、小西和治さん、飛田雄一さんから報告がありました。報告者の貴重な実践や経験報告をもとに、活発な討論が行われ、理解を深めることができました。
開会行事 会長あいさつ
榎井 縁 さん 第一分科会
第二分科会

第62回 兵庫県在日外国人高校生交流会報告

 2月12日(日)、第62回在日外国人高校生交流会が開催され高校生9人、卒業生1人、引率者8人の参加がありました。今回はテーマを「一期一会 ホッとできる友達、作りませんか」とし、内容は「南京町食べ歩き&元町多文化スポット散策」と話し合いで、和気あいあいとした中で友達づくりができました。自己紹介のあと南京町に移動。途中で「神戸アジアン食堂バルSALA」訪問し、お店のコンセプトを学びました。南京町ストリートでは食べ歩きを思う存分楽しみました。 午後はまずブラジルの教会をモデルにしたとされるJR元町駅前の交番を見学。ブラジルの国花イペの鉢を置いている鯉川筋はかつて海外へ移住する家族たちがメリケンパークまで歩いた道です。その移住の道を北に向かい、北野町の「関西ユダヤ教会シナゴーグ」とジャイナ教寺院の「バグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院」を見学しました。その後「海外移住と文化の交流センター」に行き、移住ミュージアムを見学したあと、話合いをしました。湊川高校多文化研究部の中村さんから活動の紹介を受けた後、今日の交流会の感想、しんどかったこと、将来の夢、ルーツと日本で困ったこと、自分のルーツでいいこと、どんな世の中になってほしいかなどの質問を中心に、みんなの思いや意見が交わされました。また高校を卒業する3年生から後輩へのメッセージとアドバイスがあり、卒業生の金アさんからは、ここにきている仲間、先生たち、交流会はみんなを受け入れて存在や場所だと話がありました。

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