トピックス
5月14日(土)、2016年度兵庫県外教定期総会を、海外移住と文化の交流センターにて開催しました。
総会に先立ってサポーター・顧問会議を開催しました。お忙しい中、顧問やサポータのみなさんにお集まりいただきました。
午後からの総会では、2015年度事業報告、会計決算報告、2016年度組織構成案、活動方針案、予算案について審議、了承されました。
引き続いての記念講演では、ジャーナリストの中村一成(なかむらイルソン)さんにより、「ヘイト・スピーチ/クライムの被害と害悪を考える〜聴き取りと、全国アンケート調査をもとに」と題して、お話しをしていただきました。
玉田会長あいさつ | 連帯のごあいさつ |
議長(東播地区運営委員の東さん) | 事務局より事業報告 |
中村一成さん | 記念講演のようす |
海の日の7月18日(月)、六甲道勤労市民センターにおいて第51回兵庫県在日外国人高校生交流会が開催されました。参加者は高校生19人、小学生3人、大学生4人、大人17人、合計43名という賑わいで、交流を深めることができました。タイ料理「パッタイ」と台湾料理「三杯鶏」をみんなで料理し、おいしく食事した後、ゲストの金園恵(キムウォネ)さん(県立長田高校教員)の熱いお話を聞きました。兵庫県で初めて技能労務職として採用されたのですが、職種変換試験では事務職(行政職)に国籍条項があるため、日本国籍を取得することも本気で考えたという話もあり、兵庫県に今なお残る差別の現実についても考えさせられました。
12月10日(土) 奈良県生駒市の生駒市コミュニティセンターにて、第21回「ちがうことこそすばらしい! 子ども作文コンクール」の入賞作品発表会が開催されました。コンクールには近畿の各府県から多数の応募があり、兵庫からも37作品の応募がありました。審査の結果、兵庫からは小学校1作品、中学校1作品、高等学校2作品が優秀賞に選ばれました。今年度は小学生の応募が例年になく多く、また自分の思いをしっかりと書き綴った作品が多かったとのことです。どの作品にも、外国にルーツをもつ子どもたちならではの思いが詰まっていました。兵庫の入選作品は、「ともに・・・」紙面で順次掲載していきます。
2月5日(日)、姫路市立城陽小学校において、第22回兵庫県在日外国人教育研究集会姫路大会を開催しました。県下の保育・幼稚園・小中高教員を中心に、県教委からも多数の来賓の出席もあり、300名近い参加者で熱心な議論が交わされました。
午前中の全体会は、地元の子どもたちを中心としたムーラン&チャンゴ演奏で幕をあけました。開会行事に引き続いて子ども作文朗読がありました。地元発表は外国にルーツを持つ高校生3名がパネラーとなっての「在日高校生の将来への語り」。長年ベトナム人など外国籍生徒に関わってこられた金川香雪さんと、「外国人生徒にかかる入学者特別枠」が設けられた県立香寺高校教員の金信志さんがコーディネーターとなり、外国にルーツを持つ高校生3名が思いを語ってくれました。
午後は5分科会に分かれて分科会が行われ、時間超過するほど熱い討論が行われました。
7年ぶりに姫路で開催された県外教集会は、あいにくの雨模様でしたが、今年の夏の全外教兵庫大会に向けての意義ある大会となりました。
ケナリバン&姫路チャンゴのサムルノリ | 花田小・城東小・東小のムーラン |
会長あいさつ | ご来賓 |
会場のようす | 司会のお二人 |
子ども作文朗読 | 「在日高校生の将来への語り」 |
分科会のようす |
寒さ厳しい2月12日(日)、六甲道勤労市民センターに、高校生16人、引率者7人が集まり、熱い交流を楽しみました。参加校は10校、ルーツは引率者も含めると韓国朝鮮(7人)、中国(1人)、ウズベキスタン(1人)、日本(15人)。
交流会は3班に分かれて麻婆豆腐、エビチリ、ナン、プリンを料理しましたが、ムスリム(イスラム教信者)の参加者がいたので、豚ミンチを鶏ミンチに変更し、調味料も成分を確認してハラル料理となりました。お互いの宗教や文化を尊重する多文化の学びができました。
食事のあとは韓国映画『七番房の奇跡』を鑑賞し、映画が終わった後は班ごとに映画の感想や学校生活の話、自分のルーツなどについて話し合いました。最後に3年生3人から卒業の挨拶があり、8月に兵庫で開催される全国生徒交流会への呼びかけもありました。