5月11日(土)、2019年度兵庫県外教定期総会を、海外移住と文化の交流センターにて開催しました。総会に先立ち、午前中には顧問・サポーター会議をもち、県外教の運営等について建設的な意見が出されました。総会では、五百住会長の挨拶に続き、議案の審議を行いました。
休憩をはさんで、草加道常さんから「改定入管法」とは何かについて、話をしていただきました。草加さんは、詳しい資料と外国人の相談を直接聞き対応されることで得られた内容を根拠として詳しく改定までの背景と目的について説明していただきました。
7月15日(月・休日)、六甲道勤労市民センターにて、兵庫県在日外国人高校生交流会を開催しました。今回の参加者は27人と、やや少なかったのですが、外国人生徒特別選抜で入学した高校生5名が参加しました。
参加者で調理をし、ネパールチキンカレーとグリーンサラダとラッシーをいただき、参加生徒たちの仲が近づきました。食事のあとは、日本語の授業で作成したプレゼンテーションの発表、OBの差し入れのアイスクリームを食べたあと、話合いをしました。実際に差別を感じた体験が次々と語られ、中には自分のつらい体験を思い出して涙を流す生徒もいました。自分のルーツを堂々と言え、本音で語り合える仲間と出会い、外国人であることをアピールできるようになってほしいものです。
2019年12月14日(土)、京都市伏見青少年活動センターにて「第24回ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール入賞作品発表会」が開催されました。入賞作品発表会には奈良・京都・大阪・兵庫から入賞者の児童・生徒20名とその家族・関係者ら、約70名参加しました。表彰式のあと審査員の先生から講評をいただきました。その後、一人ひとりが壇上に立って、作文を朗読しました。兵庫県からは4名の児童・生徒が発表しました。ぜひ学校現場や地域で子どもたちに関わっている方々に聞いていただきたい、素晴らしい作文発表会でした。
第22回WAIWAI子ども交流会
12月15日(日)姫路東市民センターで、22回目のWAIWAI子ども交流会を催しました。1歳児から中学生までの子ども70人と、大学生ボランティア、保護者、その他スタッフが参加しました。また、近隣の小中学校教員や教育委員会からの来賓、地域の方々も子どもたちの姿を見に来てくださいました。姫路での開催も10年近くなり、「一年に一度の交流会を楽しみにしている」という声も聞かれました。今回は特に、人形劇やみんなで『パブリカ』を踊る催しを加えました。姫路市内に住む外国にルーツを持つ子どもたちの人数からすればほんのわずかですが、外国の遊びや文化に興味を持ったり、仲間と出会うきっかけとなるこの交流会をこれからも大切に続けていきたいと思います。
第25回兵庫県在日外国人教育研究集会西宮大会
2月2日(日)、西宮市立高須西小学校において、25回目となる兵庫県外教研究集会を開催し、西宮市を中心に約300人の参加がありました。午前中は、開会行事、子ども作文朗読に引き続き、「カッチハヂャ!つながりの場に私がいること〜在日韓国・朝鮮人教育を礎に〜」と題し、西宮市在日外国人教育研究協議会、西宮在日外国人生徒保護者の会のメンバーによるリレートークをおこないました。西宮における韓国朝鮮人教育のあゆみから始まり、学校や社会の中で子どもたちがおかれている状況、スクールレイシャルハラスメント防止策の必要性等をそれぞれの立場で意見をつなげ、参加者へ問題提起・課題共有することができました。昼休みには、アジア食を中心としたエスニック料理の屋台のほか、アジアのおもちゃや書籍販売もありました。午後は5会場にわかれて分科会をおこない、各会場では活発な討論が行われ、理解を深めました。
第58回兵庫県在日外国人高校生交流会
2月11日(火・休日)、第58回兵庫県在日外国人高校生交流会が開催されました。JR元町駅前で集合し、南京町〜北野異人館のフィールドワークを行いました。自己紹介のあと、班分けを行い、JR元町駅前のブラジルの教会風でステンドグラスが美しい交番を見てから南京町に移動、班ごとに自由に昼食と散策を楽しみました。午後は神戸華僑歴史博物館を見学、また「神戸港 平和の碑」、「平和の美海(みみ)ちゃん像」を巡り、戦争や加害の事実があることを学びました。その後、北野異人館街へ移動、「神戸トリックアート 不思議な領事館」を見学し、親交を深めました。最後は「海外移住と文化の交流センター」で、実行委員の司会で自己紹介、話し合いを行い、集合写真を撮りました。