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 兵庫県外教主催の催しなどの様子をお知らせします。

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2023年度


2023年度定期総会を開催しました。

 6月3日(土)、「兵庫県立のじぎく会館」ふれあいルームにおいて、4年ぶりの対面形式で県外教定期総会を開催しました。
 午前中は顧問・サポーター会議をもち、県外教の今後の運営等について検討しました。
 午後からの総会では、野津会長の挨拶に続き、議案の審議を行いました。事務局から2022年度の事業報告、会計より決算報告、会計監査から監査報告を受け、了承されました。2023年度の役員体制では、野津会長、樋口副会長、古田副会長が再任され、事務局員、会計監査、顧問、運営委員、サポーターについての提案についても了承されました。続いて事務局より、20223年度の事業案について、会計より予算について提案し、審議の後了承されました。
 休憩をはさんで、「にこにこ日本語教室」の橘さんから「にこにこ日本語教室の20年」と題して、加古川市で続けられている日本語教室の取り組みについて話をしていただきました。多くの外国人児童生徒や保護者と関わる中で、今まで見えていなかった当事者の苦悩が見え、言葉の壁だけではなく、経済面・制度面など多くの壁や矛盾があることを説明してくださいました。参加者からも様々な取り組みや現状についての話があり、外国人児童生徒や保護者を取り巻く多くの課題を今後、どのように取り組んでいくのかを考える機会となりました。最後に橘さんは、「在日外国人が自分たちで問題を把握し、日本人も巻き込みながら自分たちで解決できるようにしていきたい」と話されました。
司会 開会あいさつ
議長選出 22年度活動報告
22年度決算報告・23年度活動方針案 会計監査報告
23年度予算案 記念講演・「にこにこ日本語教室の20年」
記念講演のようす 謝辞

第63回兵庫県在日外国人高校生交流会を開催しました。

 7月17日(月・海の日)に、神戸市灘区文化センターで在日外国人高校生交流会が開催されました。参加者は生徒26人、卒業生1人、引率者8人で、ルーツは日本、中国、ベトナム、ブラジル、ネパール、フィリピン、エルサルバドル、メキシコ、韓国朝鮮、日本と、多文化な交流会になりました。
 生徒が考た多文化料理は、宗教に配慮して牛肉の代わりに鶏肉を使った青椒肉絲(チンジャオロースー)とトッポギです。デザートにフルーツゼリーとプリンも用意しました。「一期一会~ホッとできる友だち、作りませんか?」というテーマどおり、初めての参加者も多かったですが、調理をする中で話も進み、和やかな交流会となりました。同じルーツの友だち同士が母語で話したり、通訳が必要な生徒に同じルーツの生徒がサポートしたりできました。みんなで協力して楽しく、美味しい多文化料理体験ができました。
 食事のあとは李隆吉(レノンリー)さんによる進路ワークショップです。日本と朝鮮にルーツをもつ李さんは、学びや仕事の体験、現在の国際的な活動の紹介をしながら、世界に目を向けて自分で積極的に行動することが大事だと伝えてくださいました。
 次の県交流会は来年2月の予定です。ホッとできる友だちとの再会を願いながら1日の交流会を終えました。
 なお、今回は生徒の話し合いの時間が十分保障できず、また来日間もない参加者には通訳を依頼したものの講師のお話を理解するのが難しい点もありました。参加生徒も多様化しているので、すべての生徒に満足してもらえる交流会を模索していく必要があると考えています。

WAIWAI子ども交流会を開催しました。

 12月3日(日)姫路東市民センターで、4年ぶりとなる『WAIWAI子ども交流会』が開催されました。事前申し込みが少なく心配していましたが、当日は1歳児から中学1年生までの子どもが52人、スタッフや見学、学生ボランティアと保護者など大人が65人、合わせて117人が集いました。ベトナム人の子どもが多かったですが、中国人や韓国人の子どもの参加もあり、各国の言葉で「こんにちは」と挨拶をして元気に会を始めました。
 初めて参加する子どもが多い中、4年ぶりだからと楽しみにして来てくれた親子にも再会できうれしかったです。ムーラン演技やチャンゴ演奏を見たり、アジアの遊びや楽器の体験、民族衣装の試着などをしました。中でも盛り上がったのが「人間つなひき」。会場内にあふれた笑顔と歓声から、人とふれあい力を合わせて思い切り遊ぶことの楽しさをみんなが感じているのだなと伝わってきました。同じ外国人の友だちと出会い心強く感じたり、いろいろな国の文化に触れ興味を深めたりする機会となったようです。
 アンケートに答えてくれた子どもたち全員が、また来年も参加したい!と言ってくれています。顔を合わせ、言葉を交わし、体験して遊びながら楽しく出会うことの大切さを改めて感じました。ご協力いただいたみなさま本当にありがとうございました。
 

「ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール」入選作品発表会。

 12月9日(土)京都市伏見青少年活動センターにて「第28回ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール~多文化共生社会を切り拓く子どもたちの主張~」が開催されました。大阪府、京都府、奈良県、兵庫県から200以上の作文の応募があり、その中から優秀賞に輝いた小学生、中学生、高校生の約20人が、保護者や関係者が見守る中、日本社会で感じた自分の主張を発表しました。家の都合やテストの時期と重なったこともあり、兵庫県からの参加者は一人でしたが、加古川東高校2年の中村さんがコンクールの最後の発表者として、「自分の弱さを強みに変えて」と題し、学校で行われた人権ホームルームの模擬討論会で感じたことを作文にまとめ、堂々と発表しました。外国にルーツを持つからこそ感じる内容で、発表を聞きながら頷く観客の姿もありました。「是非この作文を教職員研修会で使わせてもらいたい」「学校に来て、教職員に話しをしてほしい」という声もありました。
当日の参加者

「第21回なかよし加古川マダン」を開催しました。

 今年度は、5月にコロナの5類引き下げを受けて、4年ぶりに午前11時からの開催にし、民族屋台を復活させました。当日は約100名の来場者があり、出演者と合わせると約130名が集まり、楽しい時間を過ごしました。また、オンラインでの視聴、参加は90件(約140人推定)ほどになりました。
 3人の『にこにこ日本語教室』高校2年生生徒へのインタビューでは、日本で生まれた子どもたちでも日本語での学習は大変だということや、日本に来てからの日本語の習得は、日常言語は自然に覚えることができるけれども、文章に書いてあることを理解したり、文章で表現したりするのには、また違った困難があるということを話してくれました。将来の夢を持って頑張っている姿に感動させられました。
 また、今年度は南米の出演者、屋台が多く、特にブラジル人出演者は久しぶりで、サンバやボサノバ、アシェなどで楽しませてくれました。ESTE ES MI PERÚ Japón – Osakaによるペルー民族舞踊、加古川市立氷丘中学校国際交流部による韓国民族打楽器演奏、西播朝鮮初中級学校の朝鮮舞踊部によるソゴチュムなど、加古川マダンの一番の特徴である、子どもたちが中心になって盛り上げるマダンになりました。

「第29回兵庫県在日外国人教育研究集会」を開催しました。

 2月4日(日)に兵庫県立のじぎく会館にて、第29回兵庫県外教研究集会を対面形式で開催し、県内外から約120人の参加がありました。野津会長のあいさつに続き、記念講演として「私が出会った在日の子どもたち」という演題で全国人権教育研究協議会前事務局長・大池中PTAおやじバンド代表の古川正博さんに講演していただきました。後半は、3会場にわかれて分科会をおこないました。第1分科会「外国につながる子どもたちとともに」、第2分科会「国際化の意味」、第3分科会「歴史に学ぶ」で合計5本の報告があり、報告者の貴重な実践や経験報告をもとに、各分科会とも活発な討論が行われ、理解を深めることができました。
会長あいさつ 全体会会場
記念講演 古川正博さん 第3分科会
第1分科会
第2分科会

「第64回兵庫県在日外国人高校生交流会」を開催しました。

  2月12日(月・休日)にJICA関西において、第64回在日外国人高校生交流会を開催しました。参加者は生徒12人、卒業生1人、引率者10人、ルーツは中国、ブラジル、ペルー、フィリピン、韓国朝鮮、日本と、多様なメンバーで、今回は特に多文化・多言語の交流会になりました。今回のテーマは「多文化とふれあい、理解し合える友だちをつくろう!!!」です。午前中はアイスブレーキングを中心に、昼食は多文化ランチを食べ、最初は緊張していたみんなもすっかり仲良くなりました。午後は湊川高校の生徒から多文化研究部の活動紹介があり、全国生徒交流会の報告をしてくれました。その後班に分かれて、多文化クイズ、トークタイム、多言語伝言ゲームなどを行いました。自分のルーツに誇りをもちにくい外国につながる生徒の「居場所」として、この輪がさらに広がることを願っています。

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